セブン-イレブンは、「日常をより上質に」をコンセプトに、文具や生活雑貨を中心とした新たな商品ブランド「セブンライフスタイル」を立ち上げた。

同ブランドのプロデュースは、セブン-イレブンのロゴマークやパッケージのリニューアルも行った、デザイナーの佐藤可士和が引き続き手がけている。身の回りに欠かせない物を独自ブランドで展開しているが、多数のアイテムの中からピックアップして紹介する。

スタンダードな文具にビビッドなカラー展開

コンビニで購入できる文具は通常文房具メーカー純正だが、このブランドではオリジナルの物を販売する。

また、三菱鉛筆のヒット商品で、リフィルと本体を自由に組み合わせられる「スタイルフィット」シリーズも取り扱う。単色用(0.38mm)のボディに、同社純正品にはないビビッドなカラーバリエーションで展開していく。コラボレーションにより、普段見慣れた文具もまた違った顔を見せてくれそうだ。

油性ボールペン(280円) 持ち手のカラーは現在4色展開(ブラック・ブルー・イエロー・ピンク)

スタイルフィット(136円)本体カラーは現在4色展開(ブラック・ピンク・オレンジ・イエロー)

質感にこだわったふたつの紙製品

ジャンルは異なるが、このブランドで展開されているノートとティッシュボックスはどちらも紙の質感にこだわりがある。

「リングノート M(250円)」の表紙には、丈夫で色数が豊富な「コニーラップ」という特殊紙を使用。同じ紙を表紙に使った「リングメモ SS(145円)」ではイエローやレッドといったカラーも登場している。

「ラグジュアリソフトティッシュ(155円)」について、同社のロゴや商品名はティッシュの取り出し口以外に印字されていない。そのため、箱のどこにも印刷がない状態で使うことができるのが画期的だ。ブラックについては、ティッシュボックスであまり使われないマット紙を使用しているため、価格帯以上の高級感と落ち着きを醸し出してくれる。

リングノート M(250円) 現在はブラックのみ展開

ラグジュアリソフトティッシュ (155円)カラーは2色展開(ホワイト・ブラック)

急いで手に入れたいシーンで活躍する2アイテム

コンビニの生活雑貨は、やはり「急に必要になった」ために購入することが多い。なかでもそういったニーズが強い物についても、デザインの一新が行われている。

「スマホ用リチウム充電器(1880円)」は、出先でスマートフォンの電池残量が少なくなった際に重宝する一品。マットブラックのボディは、コンビニで売られている充電器と比べてとてもシンプルで、かえって目を惹く。

急な雨に降られた時に頼りになる「自動開閉折りたたみ傘(990円)」。1000円以内の価格でありながら、手元ボタンで自動開閉ができる。262gの軽量ボディも、その後ストレスなく持ち歩くために欠かせない特徴だ。

スマホ用リチウム充電器(1880円)カラーは1色展開

自動開閉折りたたみ傘(990円)は3色展開(ブラック・パープル・オレンジ)

「仕方なく使う」のではなく「気持ちよく使う」

爪切りや毛抜き、安全ハサミや耳かき。ちょっとした場面でないと不便な物たちも、サテン調のステンレスやマットなブラックで落ち着いたビジュアルに一新。

ペーパーカップはパーティに不可欠な存在だが、白い紙コップか、透明で柔らかいプラスチックカップが主流だ。そんな中、紙の質感が独特な「ペーパーカップ(120円)」を使えば、ほんの少し贅沢な気分になれそうだ。

タオルの生産日本一の愛媛県今治市の名前を冠した「今治タオルハンカチ(525円)」については、長く使える品質を追求した物と言える。今治タオルのブランドロゴのタグが裏側に縫い付けられており、デザインのアクセントにもなっている。

爪切り(598円)、毛抜き(350円)、セーフティハサミ(550円)、耳かき(500円)

ペーパーカップ 8個入(120円)

今治タオルハンカチ(525円)は写真のネイビーはじめ4色展開

ここでは一部の商品をピックアップしたが、どれも普段使っている日用品のささいな不満点を払拭しているのが印象的なラインナップとなっている。価格面で言えば既存の商品と同等~わずかに割高といったところだが、「使っていて気持ちのいいデザイン」への対価としては安いと言ってよいのではないだろうか。

1都3県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)の約4,600店で販売されているが、発売店舗は増えていくとのこと。商品ラインナップも順次拡大していく予定だそうだ。