Infineon Technologiesは、一般照明用高出力LED向けスイッチモードLEDドライバファミリとして「ILD」シリーズを発表した。

同シリーズは、出力段を集積したICドライバのほか、MR16ハロゲンランプ、家庭用・商用照明、建築用照明、街灯などの一般照明アプリケーションで最大98%のドライバ効率を実現する外部MOSFETで構成されているほか、LEDの長寿命化に寄与する熱保護機能と、350mA~数Aまでの出力電流範囲を兼備している。

また、アナログ調光とパルス幅変調(PWM)調光の2種類の調光方法に対応しているほか、LEDとLEDドライバICを過度の熱応力から保護できるように設計された過温度保護機能を採用しており、LEDランプとLED固定具の動作寿命を最大限に延長することが可能だという。

なお、同シリーズは4.5V~42V品「ILD4001」、4.5V~40V品「ILD4035」および「ILD4120」が用意されており、標準的な電源の大半で使用することが可能なほか、調光機能は、マイコン制御のPWMを使用して実装することも、アナログ制御電圧を使用することも可能となっている。すでにすべての製品がサンプル出荷を開始しており、価格は350mA出力、SC-74パッケージの「ILD4035」が1万個受注時で0.60ドルとしている。