EMCジャパンは4月11日、中堅・中小企業向けのストレージ製品を2機種発表した。

同社が今回発表した製品のシリーズ名は「VNXeシリーズ」と呼ばれ、ストレージ製品のエントリーモデルという位置付けでSMB(中堅・中小企業)市場をターゲットとして販売活動が展開されることになる。

同シリーズ製品はエントリーモデルながらSAN(ブロックストレージ)とNAS(ファイルストレージ)の統合が可能。同社によれば、これまで同等の機能を実現できる製品の価格は数百万円はしていたとのことだが、新シリーズの価格は95万円~となる。

また標準の管理ツールによって、専任のIT管理者がいない企業でもファイルサーバの集約、SAN、NASのストレージ統合を容易に実現することができるという。

発表された2機種は、最大で96台のドライブを搭載できる「EMC VNXe3100」と、120台までのドライブを搭載可能な「EMC VNXe3300」(最大で2TBまでのドライブを実装可能)。上述の価格(95万円~)は、「EMC VNXe3100」の最小構成(シングルコントローラ、ストレージ・プロセッサー、300GB SASドライブ6本)時における標準提供価格(税別)。出荷開始時期は5月中旬以降とされている。

EMC VNXe3100

EMC VNXe3300