Freescale Semiconductorは、能動型の自動車安全システム(アクティブ・セーフティ)アプリケーションを実現するべく、同社インテリジェント・センサ「Xtrinsic」の新製品として加速度センサ「MMA6900Q」「MMA6901Q」を発表した。

「MMA6900Q」のブロック図

アクティブ・セーフティ・システムとしては横滑り防止装置(ESC)などが注目されているが、このESCは米国家道路交通安全局(NHTSA)が2012年モデルの大半の自動車に対して搭載を義務づけることを決定している。ESCは、高性能な低加速度(Low-g)2軸センサを使用して、車両に加わる横方向と進行方向の加速度を計測し、車両走行中の姿勢を制御するもの。センサが不安定な走行状態を検知すると、自動車のエンジンおよびブレーキ・システムにデータが送信され、車両の姿勢維持が自動的に支援される仕組みとなっている。

2製品は、同社の次世代高アスペクト比MEMS(High Aspect Ratio Micro-ElectroMechanical System:HARMEMS)技術をベースに開発されたオーバダンプ型トランスデューサを採用しており、MMA6900Qは±3.5g(11ビット・データ感度=3.43mg/digit、25℃での標準値)、MMA6901Qは±5g(11ビット・データ感度=4.91mg/digit、25℃での標準値)のフルスケールレンジに対応する。

また、8.6mg(加速度)または0.5度以下(角度)の検知しきい値で、オフセット許容量25℃(±30mg)および適正温度超過時(±50mg)を実現している。

さらに、両方向内部セルフテストが可能なほか、障害および過負荷診断フラグ機能を搭載した組込信号処理が可能。11ビットSPI準拠デジタル・データに対応しており、動作温度範囲は-40~+105℃で、AEC-Q100認証取得済みとなっている。

なお、2製品ともにすでに量産出荷を開始しており、1万個購入時の単価は4.55ドル(参考価格)となっている。