米Freescale Semiconductorは、車載マルチメディアアプリケーション向けに新しくi.MX53シリーズを発表した。

ユーザーがTabletやSmartphoneを普通に利用するようになり、自動車メーカーもDIS(Driver Infortaiment System)にこうした機能を搭載することで差別化を図ろうという傾向が見えてきており、こうした傾向に対応してi.MX53をリリースしたと同社では説明している。i.MX534とi.MX536はSmartphoneと同等のプロセッサを搭載しており、車載システムでSmartphoneなどと同等のユーズケースを実現することが可能となっている。

最終的な描画品質やパフォーマンスが問題になるケースが多くなることに対応し、i.MX53シリーズには2つの独立したグラフィックプロセッサが搭載されており、従来のアナログ計器からの置き換えを容易にする。

i.MX53xはARM Cortex-A8コアを搭載し、車載環境で800MHz駆動が可能である。i.MX534は2Dベクタを3Dイメージと組み合わせて表示できるグラフィックエンジンを2基搭載する。i.MX534はこれに加え、フル1080pのデコードと720pのエンコードを、CPU負荷を最小限に抑えつつ実行できるハードウェアビデオプロセッサを搭載する。どちらのプロセッサも400MHzの外部メモリI/Fを搭載し、DDR2/DDR3やLPDDR2を利用可能である。LVDSとパラレルディスプレイポートを2基搭載し、2画面表示も可能である。また複数のI2S I/Oポートとハードウェアベースのサンプルレートコンバータも搭載しており、複数チャネルのオーディオ再生やオーディオミキサも利用可能である。

i.MX534とi.MX536のポジショニング

どちらの製品も15年間の供給が保障される。すでに特定の顧客にはサンプル出荷が開始されており、2011年前半中に量産が開始される予定である。