Texas Instruments(TI)は、-36V LDO(ロー・ドロップアウト)レギュレータ「TPS7A30」を発表した。正電源用のLDO「TPS7A49」と組み合わせることで、各種の精密アナログ・アプリケーション向けに総合的な電源ソリューションを提供することが可能となる。2製品ともに、8ピンMSOP PowerPADパッケージですでに量産を開始しており、1,000個受注時の単価(参考価格)はTPS7A30が1.50ドル、TPS7A49が1.10ドルとなっている。

「TPS7A30」と「TPS7A49」を組み合わせたアプリケーションの例

2製品ともに、PSRR(電源リップル除去比)特性は72dB(1kHz)、55dB(10kHz~700kHz)を実現、出力ノイズ特性は15μVrmsを実現しており、TPS7A30は200mA、TPS7A49は150mAの出力電流を提供することが可能。

また、2μFを超す容量のセラミック出力コンデンサで安定に動作することから、タンタル・コンデンサと比較して、よりコンパクトかつ低コストの電源ソリューションを実現することが可能。1.22V~34Vの範囲で出力電圧が可変のバージョンが供給され、入力電圧範囲はTPS7A30が-3.0V~-36V、TPS7A49が+3.0V~+36Vとなっており、電源ラインの過渡電圧にも余裕を持たせて対応することが可能となる。

さらに負荷電流、入力電圧および温度の変動に対して1.5%以内の精度を提供することから、VCO、PLLおよびA/Dコンバータ回路で高い精度を実現することが可能である。

なお、TPS7A30の評価モジュール「TPS7A30_49EVM-567」についても、20ドル(参考価格)ですでに提供が開始されている。