仕事と私生活の両立を意味するワークライフバランス。テレビで放送されるドラマのワンシーンには、これを実現させるためのヒントが隠されているかもしれない。アーティスト、精神療法医、およびフリーライターなど幅広く活動するNancy LaFever氏が、テレビドラマをウォッチして、「テレビから学び取るワークライフバランスレッスン(原題: 4 Work/Life Balance Lessons We Can Learn from TV)」と題した、以下のユニークなエントリーを記述している。

1. これぞWLBのクラシックスタイル!

仕事と休暇の区別を明確につけること。アメリカの古きコメディショー『Father Knows Best』は、働く父親と専業主婦の母親を描いたアメリカの昔のコメディショー。このドラマでは、仕事から帰宅した父親は、真っ先に玄関でブリーフケースを足元に置き、妻にキスをして、息子に「ただいま」と声をかける。ちょっと古風なスタイルかもしれないが、玄関先で仕事を放置し、家庭では家族との生活に集中するにはいい方法だ。

2. 酒の席では仕事の話はNG

アメリカのコメディシリーズ『Cheers?』では、バーに集まる常連たちは、登場人物のひとりCliffについて、郵便配達員をしているということぐらいしか彼の仕事については知らない。多くの人にとって仕事の後というのは幸福な時間。ボスや同僚への不満を話したくなるかもしれないが、バーのような社交の場では、そこでの仲間と仕事の話はするべきではない。

3. ボランティア活動をしてみる

911テロ以降のニューヨーク市消防局の消防士を描いたドラマ『Rescue Me』に登場する消防士たちは、ふだんはほとんど職業上求められる厳しい姿勢を決して崩すことはない。しかし、最近のエピソードでは、消防士たちは小児科のガン病棟へ行き、病気の子どもを助けるのに集中した。こうしたボランティア活動は、仕事と私生活のバランスを取るためのよいストレッチになる。

4. とにかく何かにのめり込む

アメリカのテレビシリーズ『The Big Bang Theory』は、大学の物理学部に属するオタクが主役のドラマ。彼らの休日はマンガのグッズを買いあさったり、ワードゲーム「Klingon Boggle」のプレイに没頭する(このゲームを楽しむには、スタトレファンならおなじみのクリンゴン星人の言葉を解説した「The KLINGON DICTIONARY」が必須)。彼らのように何かにのめり込んだり、凝ったり、とにかくとことん娯楽を追求してみる。