UA Profiler

Steve Souders氏がおもしろい試みをおこなっている。UA Profilerがそれだ。パラレルコネクションやキャッシュなどのブラウザ性能統計をとるためのツールで興味深い結果が紹介されている。今後のWebブラウザ開発における評価試験の一つとして採用されることになりそうだ。Steve Souders氏はもともとYahoo!でYSlowの開発をしていた人物。Webパフォーマンスに関して造詣が深く、現在はGoogleでWebパフォーマンスに関する仕事に従事している。

11の試験項目があるうち、開発中のFirefox 3.1 (Minefield 3.1)が2つだけスコアに入らないという良好な成績を残している。スコアで比べるとUA Profilerの評価は次のグループに分けられる。

[9/11]Firefox 3.1 (Minefield 3.1)

[8/11]Chrome 0.2/0.3、Firefox 3、Safari 4.0

[7/11]Firefox 2、IE8、Safari 3.1

[5/11]Opera 9.60

[4/11]IE6、IE7

Firefox 3.1に続くのがChrome、Firefox 3、Safari 4だ。多くのアイコンを含んでいるWebページを表示したり多くのHTTPリクエストが必要になるページではキャッシュやパラレルコネクションがユーザビリティに直接影響してくる。新しいブラウザほどそういったケースでのパフォーマンスがよく改善されていることがわかる。