NECエレクトロニクスとスカイリー・ネットワークスは14日、メッシュ型無線ネットワークの通信規格「ZigBee PRO」に適合したネットワーク制御ソフトウェアを共同開発、同ソフトウェアを搭載したプラットフォームが「ZigBee Alliance」から適合性認証を取得したことを発表した。

両社は、2006年11月よりZigBee対応システムを構築するためのプラットフォームの開発に着手、2007年10月に同プラットフォームのZigBeeへの適合性認証を取得しており、ZigBee PROの適合性認証取得はこれに続くもの。

今回開発されたソフトウェアはNECエレクトロニクスが組み込みマイコン技術、スカイリーが「ピア・ツー・ピア・メッシュ・ネットワーク」技術を持ち寄り実現したもの。また、認証を取得したプラットフォームはNECエレクトロニクスの16ビットマイコン「78K0R」および台湾UBEC(Uniband Electronic Corporation)の無線チップ、ネットワーク制御ソフトウェアから構成されている。

なお、両社では、NECエレクトロニクスのオールフラッシュマイコンに今回開発したネットワーク制御ソフトウェアを搭載したZigBee PROプラットフォームの紹介を積極的に行っていくことで、市場の要望に応えていくとしている。