FirefoxやThunderbirdが使える

LiveCD起動後のGNOMEの画面には、FirefoxやThunderbirdのアイコンが見え、それぞれそのまま使用することができます。Firefoxを起動すると、その「ホームページ」として、/usr/share/doc/getting-started/html/以下にあるインストールに関する説明文書が表示されます。言語選択で日本語を選択していれば、表示は日本語です(図3)。また、IIIMFとAnthyによる日本語入力も可能です。ロケールは日本語EUCではなく、ja_JP.UTF-8に設定されています。

図3 LiveCD上に起動するFirefox

Firefoxで表示される文書には、LiveCD上の一般ユーザは、ユーザ名=jack、パスワード=jackであり、rootパスワード=opensolarisである旨が書かれています。ただし、「pfexec su」とコマンド入力すれば、rootパスワードなしにrootになれます。また、LiveCDが起動した状態でsshdが有効になっているため、ほかのホストからsshで、ユーザ名jackで(パスワード認証で)ログインできます。

ネットワークは自動設定

ネットワークはDHCPクライアントとして自動設定されます。自ホストのIPアドレス、デフォルトルートのIPアドレス、DNSの設定(/etc/resolv.confと/etc/nsswitch.conf) は、LiveCD起動時にはすでに設定されているはずです。

ただし、LiveCDを起動するタイミングによって、自ホストのIPアドレスとデフォルトルートは取得されているのに、resolv.confとnsswitch.confの書き換えがうまく行われていないことが時々ありました。その場合は、最低限、resolv.confに「nameserver DNSサーバのIPアドレス」の行を、nsswitch.confに「hosts: files dns」の行を記述すればよいでしょう。