気軽に試せるOpenSolaris「BeleniX 0.7」

BeleniX開発チームは15日 (米国時間)、OpenSolarisディストリビューションの最新版「BeleniX 0.7」をリリースした。x86プラットフォームに対応したバイナリパッケージは、Live-CD形式のISOイメージファイルとして無償公開される。

今回のリリースでは、ベースシステムにOpenSolaris Nevada build 81を採用。インストーラの「Caiman」が改良、ハードディスクおよびZFSルート領域へのインストールに対応した。Live-CDは32ビットカーネルで起動するが、64ビット対応のカーネル / ライブラリを収録しているため、ハードディスクへのインストール後は完全な64ビットシステムとして起動できる。

デスクトップ環境にはXfceとKDEの2種が収録され、それぞれウインドウマネージャにCompiz Fusionを組み合わせることが可能。Live-CDに収録されたパッケージは650以上、ハードディスクへのインストール後はネットワーク経由で追加することもできる。

BeleniXは、Linuxライクな配布形態を目指し設立されたOpenSolarisのサブプロジェクト「Project Indiana」から派生、Live-CD形式で再構成したOpenSolarisディストリビューション。多くの機能はProject Indianaに準ずるが、イメージパッケージング機能は未対応など、若干の違いがある。