ストレージ機器ベンダの米Network Appliance(NetApp)の日本法人である日本ネットワーク・アプライアンスは、仮想システムにおいてデータ管理を効率化するソフトウェア「SnapManager for Virtual Infrastructure」「Provisioning Manager」の2つを発表した。データセンタなどの大規模システムでの利用に適している。

「SnapManager for Virtual Infrastructure」(SMVI)は、米VMwareの仮想化ソフトウェア「VMware ESX」を利用した仮想システムにおいて、OSやアプリケーションを含むデータのバックアップやリカバリ、レプリケーション作業を自動化するもの。遠隔地のシステムにデータを高速に転送する「SnapManager」と組み合わせれば、ディザスタリカバリ(災害復旧)にも対応できる。

「Provisioning Manager」は、仮想システムにおいて、ストレージのボリュームの割り当てといったプロビジョニングを自動化するもの。システムの稼動状況や稼動予測を可視化したり、操作を分かりやすくするなど、ストレージについての専門知識がない管理者でも操作できるよう、GUIなどを工夫した。同社のストレージ統合ソフトウェア「Operations Manager」のオプション機能として提供する。

両製品ともに、同社の提供するシステム上で使用する。本年第2四半期(2008年4～6月)より提供を開始する予定。価格は未定。