日本IBMは2日、ブレードサーバ環境を検証できる施設「ブレードセンター・コンピテンシー・センター(BladeCenter Center of Competency、以下BCoC)」の運用を開始した。ブレードサーバの市場が急激に拡大しており、その動作検証に対するニーズも増大していることを受け、今回の運用開始に至った。

BCoCは、「システム・コンピテンシー・センター(Systems Center of Competency:SCoC)」と呼ばれる既存の検証環境に併設する形で構築された。SCoCは、IBM製品に限らずさまざまなプラットフォーム、ストレージ、ネットワーク製品を揃えた、異機種混在環境を検証することのできる環境で、相互運用性テストやデモンストレーションなどを行うことができる。BCoCは、IBMのBladeCenterを常時100台設置しており、さらにSCoCで利用可能な機器も交え、大規模で複雑な検証作業を行うことが可能となっている。

BCoCを利用するには、IBMビジネス・パートナーとなった上で、年会費を支払うことでBCoC/SCoC会員になる必要がある。