激安食材の鶏むね肉。しかし、パサパサして味がしないなどとの声も聞く。ここでは、そんな鶏むね肉を激ウマ料理に変身させるレシピを紹介。レシピ考案は人気ブロガーの筋肉料理人さんだ。今回は、酢豚ならぬ酢鶏。ある工夫を施して、やわらかでジューシーに仕上げている。
「やわらか鶏むねの酢豚風」
材料(4人分)
鶏むね肉 1枚(300g) / ピーマン 2個 / 玉ネギ 1/2個(100g) / 人参 1/3本(50g) / ナス 1~2本(200g) / サラダ油 大さじ1 / 水溶き片栗粉(片栗粉、水各大さじ1を合わせる)
A(醤油・日本酒 各大さじ1 / 片栗粉 大さじ2 / おろし生姜 小さじ1/4 / 昆布茶、もしくは昆布だしの素 小さじ1/5)
B(米酢大さじ4 / 砂糖 大さじ3~4 / ケチャップ 大さじ2 / 醤油 大さじ1 / 鶏ガラスープの素 小さじ1/2 / 水 大さじ5)
つくり方
鶏むね肉の皮をむき、全体を包丁で軽く刺す。まな板の上に鶏むね肉を置いてラップをかぶせ、半分くらいの厚みになるまで瓶の底で叩いて伸ばす。これを一口大に切ってボウルに入れ、Aを加えて手でもみ込む。
ピーマンは種を取り除き、細く切る。玉ネギは8等分のくし切りに、人参は縦半分に切り、薄めの半月切り。ナスは一口大の乱切りにする。これを耐熱ボウルに入れ、ラップをかぶせて電子レンジ(500wで7分)で加熱する。加熱が終わったらザルにあげて水切りする。
甘酢ソースをつくる。Bの材料を混ぜ合わせておく。
フライパンにサラダ油を引いて中火にかけ、熱くなったら1を炒める。細かくなった肉があるので、それは手で団子のようにまとめて炒める。全体に焼き目をつけて火を入れ、2を加えて炒め合わせる。
甘酢ソースを加え、強火にかけながら混ぜる。ソースが半分近くに煮詰まったら火を止め、水溶き片栗粉をまわしかけて混ぜ、とろみを付ける。とろみがついたら、もう一度強火にかけ、ピーマンを加えて混ぜながら沸騰させる。ピーマンに火が入ったらできあがり。
「ヘルシーで経済的な鶏むね肉を酢豚風のメニューに仕上げました。叩いてから下味をつけることで、パサッとなりがちな鶏むね肉がしっとり、ジューシーになっています。そして、電子レンジ加熱を組み合わせることで調理時間も短くなり、使用する油の量も減りますよ」(筋肉料理人さん)。
著者プロフィール
筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。