「男の自信」とは何か?
前回、女性にモテるために外見(ルックス)を磨こうという話をしました。イケメン(顔立ちが良い)ではない人が、美女から恋愛対象として見てもらうためには、ファッションや髪型などの「ルックス」を最低限NGと思われないレベルまで磨く必要があるからです。
頂いたコメントの中には「まず内面から磨けよ」というツッコミがありましたが、外見から紹介したことには理由があります。
一つは、外見で足切りされていては「そもそも内面で勝負する機会すら得られない」という点。肥満で髪が脂でベタベタで服装がダサくてひげが汚い男性の内面がいくら優れていても、ほとんどの女性は第一印象で恋愛対象から外してしまうはずです。
もう一つは、外見で足切りされていては「自分に自信が持てるようにならない」という点です。
前回触れた通り、モテる外見になるには清潔感やファッションに加えて、外見ににじみ出る「男の自信」が重要です。この自信が余裕のある男らしい「顔つき(面構え)」にしてくれて、「顔立ち」がイケメンでなくてもモテるようになっていくのです。
「ルックス」で第一印象からネガティブな視線を注がれていては、なかなか自信を持てるようになりません。まずはこのネガティブな視線をなくすことが自信を育む上で重要なのです。
「自信」はどうすれば身につくのか?
では、こうした自信はどうすれば身につくのでしょうか。「ルックス」の考え方と同様、重要なのは「非モテ要素」をなくすという「引き算」で考えることです。
多くの人は、自信はモテるようになってから身につくものだと考えています。だから、モテるテクニックを実践して「モテ要素」を「足し算」しようとするのです。しかし、モテない男性がこうしたテクニックを使っても逆効果。「それをすることがその人にとって自然」でなければ、実践しても薄っぺらく映るだけです。
今モテてない人がモテるためには、「非モテ要素をなくす」→「周りからの目が変わる」→「自分に自信を持てるようになる」→「モテる」→「さらに自信が付く」の順番で進めていくのが確実なのです。
では、今すぐ止めるべき「非モテ要素」とは何なのか。今回は内面、「言動」について紹介します。
今すぐ止めるべき「非モテ」10の言動!
1.自慢
自分のすごいところを自分で説明して褒めてもらおうとするのは幼稚な行動。自信がないことの表れです。自慢で尊敬が得られることはありませんので、まったく不毛な行動だと理解しましょう。
2.悪口
人の悪口を言うことは、その人の評価を下げて相対的に自分を高めようとする行為。人を落とさないと自分を優位に見られない人は、自信のない男にしか映らないのでモテません。
3.愚痴・言い訳
愚痴や言い訳は、失敗の原因を他人や環境のせいにして、自分の責任を回避しようとする行為に他なりません。終わったことにグタグタ言ったり、評価が下がることを恐れて非がないことを必至に証明したりしようとする姿勢に、男の余裕を見ることはできません。
4.短気
すぐ感情的になって怒り出す人は、精神的に余裕がない証拠です。相手への配慮を忘れて、感情のままに怒りをぶつけるだけの人は幼稚な人間にしか見られません。
5.ネガティブ思考
物事をネガティブな側面からしか捉えられない人は卑屈に見られるのでモテません。物事には全て二面性がありますから、できるだけポジティブな捉え方をして場を明るくできる人の方が、一緒にいて楽しいので好まれます。
6.重いメール
「何でメール無視するの? 俺のこと嫌い?」のような、返答に困る重いメールを送るのは止めましょう。これは相手の気持ちや都合に配慮せず、自分が安心する回答を得たいだけの幼稚なメールです。心に自信と余裕のある男性はこんなメールは絶対に送りません。
7.下心丸出し
酔った勢いでスキンシップを図ったり、お酒で潰れている女性を下心丸出しで介抱したりしようとするのはモテない男性のすることです。本人はチャンスと思っているのかもしれませんが、そうした思わくはカンタンに見透かされ、ゲスい男と見られるだけです。
8.粘着質
相手が嫌がっているのに何度も同じ絡みを続けたり、断られているのにしつこくデートに誘ったり、粘着質な男性はモテません。相手の反応を見て別のアプローチに変えたり、潔く退いたりする余裕を持ちましょう。
9.細かい
どうでもいい細かいことにこだわり過ぎると、器が小さく余裕がない男と思われます。典型的なのが会計。一円単位のワリカンなんて論外ですが、小銭単位のワリカンも避けましょう。数百円単位をケチるならデートなんか誘うな・受けるなという話です。「ここのお店なら2人で◯千円くらいだから、◯千円は出してもらおうかな」と、もらう金額をあらかじめ想定しておくと良いでしょう。
10.恋愛テクニックの妄信
先に述べたように、モテない男性が慣れないテクニックに頼っても逆効果にしかなりません。
「デートでは引っ張ってくれる頼りがいのある男がモテる」からといって、ガラでもないのに「おい!つぎ行くぜ!ついてこいよ!」なんて見かけだけオラオラにしてみたり。
「急に名前で呼ばれると女性はドキッとする」と信じて、流れを考えず唐突に呼び捨てにしたり。
「吊り橋効果」を期待して、相手が望んでないのにお化け屋敷やホラー映画に連れて行こうとしたり。
こう聞くとイタい男性にしか見えませんが、実際こうした男性は少なからずいます。上辺だけの恋愛テクニックなら実践しない方が身のためです。
まとめ!
ここで紹介した10の言動について、「これは異性に限らないのでは?」と思われた方は多いと思います。その通り。結局、相手が男性でも女性でも、モテるために重要な要素は共通しています。「人として尊敬される人間」であることがベースにあるのです。このベースがなく、女性が喜ぶテクニックを上辺だけで実践していても絶対にモテるようにはなりません。
「非モテ10の言動」を止めることで、男女問わず「人として尊敬される」ようになり、そうした周りの評価から自分に自信を持てるようになり、この自信が顔つきに表れてモテる男になっていくのです。前回、今回で紹介したことを合わせて実践すれば、美女との恋愛も成就させられるようになるでしょう。
さて、これまでの連載では「美女との出会いの増やし方」と、出会ってから「恋愛対象としても見てもらうための自分の磨き方」について紹介してきました。次回からはいよいよ、実際に女性をデートに誘って恋愛関係を深めていくための、具体的なシチュエーションについて紹介していきます。お楽しみに!
<著者プロフィール>
なべおつ
渋谷で働く営業マン/WEBライター。
「恋愛したけりゃ出会いを増やせ!」をモットーにナンパを薦める現役営業マン。個人ブログ「渋谷で働く営業マンのナンパ日記」にてナンパや恋愛のテクニックを紹介。柔らかいブログデザインとイラストによって、低俗に見られがちな「ナンパ」のイメージを一新。恋愛だけでなく、仕事にも活かせるコミュニケーション術として話題に。
渋谷で働く営業マンのナンパ日記 http://nanpatalk.hatenablog.com/