カシオ計算機は10月31日、食品業を対象とし、ユーザーが伝票書式を柔軟に編集できる販売管理用ソフト「SANBOH(さんぼう) 販売管理」を発売した。価格は月額9,800円(税込)。あわせて、食品業経営支援サイト「SANBOH TOWN」も公開する。

SANBOH 販売管理

SANBOH 販売管理メニュー画面

販売管理システムへのニーズが高い食品業を対象とした販売管理用ソフト。使用頻度の高い120種類以上の豊富な伝票書式データベースを収録し、ユーザーが伝票書式を編集できる機能を搭載。スーパーやホテルなどに多い独自の指定伝票にも柔軟に対応できる。

ローカルでの業務とクラウドでの業務の使い分けが可能になっており、データベースを同期させることで、つねに最新のデータで業務が行える。日々の蓄積データを分析して役立てる「経営分析機能」も備える。主な機能については以下の通り。

・見積業務 : 見積書の新規作成や、以前作成した見積書の複写・作成が可能。使用している見積書のイメージ画像を表示して入力することもできる。

・受注業務 : 作成した見積書から受注入力が可能。売上業務と連携することで、常に最新の受注残高の把握にも対応。受注入力時には、在庫状況を確認しながら、発注伝票を作成できる。クラウドでも利用可能。

・売上業務 : 使用している伝票を画面に表示し売上伝票を作成できる。得意先ごとに過去の商品取引単価や単価掛率を自動的に表示したり、指定された伝票への印刷にも対応。

・発注業務 : 新規での発注伝票作成のほか、過去の伝票を検索・複写することで伝票の作成が行える。発注データは仕入業務とデータ連携し、顧客の業務内容に合わせた運用が可能。

・仕入業務 : 仕入・支払データを入力することで、仕入先への支払内容の確認に使える買掛一覧表を自動集計。正確な買掛残高の管理が可能。

・在庫業務 : 売上・仕入業務と連動することで、リアルタイムでの在庫管理が可能。複数の商品を組み合わせて販売するセット商品の管理にも対応する。クラウドでも利用可能。

・発送業務 : 登録済みの得意先や仕入先、発送先の情報を利用して、宅配便の送付状 / はがき / 封筒の宛名印刷が行える。

・販売計画業務 : 本年度や翌年度の販売計画の目標設定を、画面の質問に答えるだけで行える。日々計上される売上や粗利益は、設定した販売計画と突き合わして、目標達成や下振れを通知する。

・経営分析業務 : 売上伝票や仕入伝票などを作成するために入力されたデータを、表やグラフに変換して表示する。内容を深く掘り下げて確認できるので、会社の強みや改善すべき課題など、必要な情報を「見える化」して経営をサポートする。クラウドでも利用可能。

SANBOH TOWN

「SANBOH TOWN」は、食品業の「業界情報」「経営コラム」「経営に役立つ気づきのポイント」「経営者インタビュー」などを掲載する食品業経営支援サイト。会員登録を行うことで「SANBOH 販売管理」を30日間無料で導入できる。