23日にフジテレビ系月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(毎週月曜21:00~)がスタートし、10月スタートのプライムタイムの民放秋ドラマ初回視聴率が出そろった。トップは、20.9%をマークした米倉涼子主演のテレビ朝日系『ドクターX~外科医・大門未知子~』(毎週木曜21:00~)で、人気シリーズの強さを見せつけた(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2017民放秋ドラマ初回視聴率ランキング

対象は10月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマの初回放送分。『科捜研の女』は10月15日放送のスペシャルを除く。

『ドクターX』は、今作で第5シーズンに入った人気シリーズ。新たに草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗といったキャストも加わり、第2話も19.6%とロケットスタートを切った。放送前から注目を集め、マイナビニュース調べの秋ドラマ期待度ランキングでも1位となっており、これが視聴率にも現れた格好だ。

『ドクターX~外科医・大門未知子~』主演の米倉涼子

2位は、こちらも人気シリーズの水谷豊主演『相棒season6』(テレビ朝日系、毎週水曜21:00~)で15.9%。4位『コウノドリ』(TBS系、毎週金曜22:00~)、5位『科捜研の女』(テレ朝系、毎週木曜20:00~)と、続編や安定の長寿シリーズが上位に入った。

そんな中、3位には池井戸潤原作×日曜劇場というヒットドラマを連発してきたタッグによる『陸王』(TBS系、毎週日曜21:00~)がランクイン。選挙特番のため、次の第2話が2週空いての放送となるが、今後の推移に注目だ。

また、6位に入った綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)は初回11.4%だったが、第3話で12.4%と上昇。こちらも、今後の盛り上がりに期待がかかる。

なお、前クールの夏ドラマは、初回で2ケタをマークしたのが8作品だったが、今クールは7作品となった。