セイコーエプソンは10月5日、広丘事業所(長野県塩尻市)に約160億円を投資し、商業・産業用大型印刷機の試作・量産工場およびデジタル捺染(なっせん)のテストラボ機能を備えた新棟「イノベーションセンターB棟」を建設すると発表した。

「イノベーションセンターB棟」の完成予想図

新棟の延床面積は約3万7650m2で、3階構造を予定している(1階が工場およびテストラボエリアで2階~3階がオフィスエリア)。また、着工は2018年夏季からで、稼働は2019年度末を計画している。

なお、今回の新棟建設は、同社の中長期的なプリンティングソリューションズ事業の成長実現に向けた計画に基づくものであるとしており、これにより、商業・産業印刷分野における研究開発力・生産技術を強化するほか、関連部門をオフィスエリアに集約することで業務の効率化を図るとしている。