国立科学博物館の未来技術遺産に働く人間型ロボット「プロメテ」が登録

カワダロボティクスは、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として国立科学博物館が実施している「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に、働く人間型ロボットHRP-2 PROMET(プロメテ)が登録されることになったと発表した。

製作年:2003年 産総研研究開発ユニット:知能システム研究部門

プロメテは、1998年4月~2003年3月に行われた、経済産業省の「人間協調・共存型ロボットシステム研究開発プロジェクト」において、産業技術総合研究所と川田工業(現:カワダロボティクス)が中心となって開発し、カワダロボティクスが所有している「働く人間型ロボット」。

同ロボットは、不整地歩行や転倒しても起き上がれるなど、人間と同様の動作や機能を実現しており、さらに「人と共存して働くヒト型ロボット-NEXTAGE(ネクステージ)」に発展し、人とロボットが共存する生産ラインの実現につながった。今日、より付加価値が高く、市場のニーズに適時対応する変種変量生産やセル生産などで欠かせないものとなった原点として、日本のロボット開発技術発展の重要な段階を示す重要な資料であることが認められ、未来技術遺産に登録されることにとなった。

国立科学博物館では、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図るために、関係する工業会及び学協会と協力して、調査研究活動を従来から行っている。同博物館では、資料の保存を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、重要科学技術史資料の登録制度を2008年度より実施しており、これまでに225件の資料を登録し、今回2017年度は新たにプロメテを含む15件の資料が登録されたということだ。



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