女優の吉本実憂と本仮屋ユイカが、10月7日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『さくらの親子丼』(毎週土曜23:40~)に出演することが4日、明らかになった。

『さくらの親子丼』に出演する吉本実憂(左)と本仮屋ユイカ

このドラマは、東京・大田区にある古本屋「九十九堂」の主人で、シングルマザーの九十九さくら(真矢ミキ)が主人公。奥にある行き場をなくした人々が集まる「たまりば」に、さくらが無料で親子丼を振る舞うと、彼らは少しずつ自分のことを話し始める。

吉本が演じるのは、本当の母親のように接してくれるさくらに心を開いていく、家出中の少女・二宮あざみ役。いわゆる"不良"役は初めてだというが、吉本は「人間は1人1人違います。あざみは人は信用しない女の子で母親というワードには敏感です。そんな感情を持っていて、とても挑戦しがいのある役です」と充実の様子だ。

一方の本仮屋が演じるのは、さくらの娘・九十九恭子役。16年前に兄を失ったときの心の病を乗り越え、現在はフリーライターとして活躍している役柄で、「一生懸命に向かい合う真面目さを私の中にみて起用していただけたんでしょうか」と喜びながら、「やりきれない思いや、ずっと抱えてきたつらさ、親子だからこそ生まれる葛藤をみてくださる方にも感じていただけたらうれしいです」と話している。

遠山圭介プロデューサーは、吉本に「氷のような心が少しずつ溶けていく微妙な揺れを、思い切り演じていただきたい」、本仮屋には「強い正義感から、母・さくらの行動に対して正反対の意見を唱える立場。まっすぐ芯の強さを感じさせる本仮屋さんにぴったりの役だと思っています」と期待を寄せている。