演歌歌手の天童よしみが、9月18日に放送される橋田壽賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』3時間スペシャル(TBS系 20:00~)に出演することが15日、わかった。
昨年放送のスペシャルで、長年親しまれてきた番組のテーマソング(作曲:羽田健太郎)に歌詞をつけた曲を歌い、新しい『渡鬼』の魅力をファンに披露した天童。今回、その主題歌だけでなく、女優としてドラマに参加することになった。
天童の役どころは、角野卓造が扮する小島勇らが結成している「おやじバンド」のメンバー・川上哲也の妻・華江。哲也を演じていた井之上隆志氏が今年3月に逝去されたことで、ドラマ上もやむなく「哲也が病死」という設定とし、華江が亡き夫の生前のお礼に皆の前に現れるというストーリーとなる。
そして、夫の代わりとはいかないが、「自分も昔、歌でプロを目指していたこともあるので、テストの上でバンドに参加させてもらえれば一番の供養になる」と華江は勇たちに頭を下げる。そういうことならと、バンド仲間の典介(佐藤B作)、源太(山本コウタロー)、誠(村田雄浩)らは喜んで華江をバンド練習に招く。果たしてその結果は…。
天童は「今まで家族みんなで楽しく観ていた国民的人気ドラマに自分が出させていただくっていうのは、すごく不思議な感じです」と心境を説明。「ピン子さんや角野さんはドラマ(の登場人物)でなく、私にとっては本当に実在する家族なんです。その方々が今ここにいらして、その中に入っていくというのはものすごく緊張しました」と撮影を振り返り、「以前から親しくしてもらっているピン子さんからは『女優として出てよ。いつものように堂々と』なんて言われて、益々プレッシャーがかかってしまいました」と明かした。
なお、天童が唄う番組主題歌CD「人生讃歌 ~渡る世間は鬼ばかり~」(テイチクエンタテインメント)が8月16日に発売される。
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