ダッソー・システムズは、ボーイングとパートナーシップを拡大したことを発表した。

今回のパートナーシップ拡大により、ボーイングは、民間航空機・宇宙・防衛の各部門の 製造実行管理(MOM)とプロダクト・ライフサイクル管理(PLM)において、3DEXPERIENCEプラットフォームをはじめとするダッソー・システムズ製品の導入範囲を拡大するという。同プラットフォームを段階的に導入することで、ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛産業向けインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを活用し、設計からエンジニアリング、分析、製造計画、製造現場にいたる、企業活動全体を一気通貫でつなぐデジタル連携をさらに深める狙いがある。

また、同プラットフォームでは、製品やプロセスのシミュレーションにとどまらず、潜在的なリスクや品質に関わる問題の特定や除去も、生産段階の前に行うことができる。プラットフォーム上のどのアプリケーションも、一元管理されたデータを参照するため、企業全体とそのサプライチェーン全体にわたって、あるいは各製品の世代を超えて、信頼性が高く、すぐに利用可能な情報がリアルタイムで行き渡り、シームレスなコミュニケーションを取ることができるということだ。