米Appleは6月1日、iPad向けのプログラミング教育アプリケーション「Swift Playgrounds」で、ロボット、ドローン、楽器を使ってプログラミングを学べる手法を提供すると発表した。
具体的には、Appleはデバイスメーカーと協力し、Swift Playgroundsアプリケーション内部からBluetooth対応のロボットに接続できるようにした。
これにより、LEGO MINDSTORMS EV3、Sphero SPRK+、Parrotなど、各社のロボットやドローンのような人気デバイスを子供でもSwiftコードを用いてプログラミングにより制御できるようになるという。
例えば、転がったり、向きを変えたり、動きを速めたり、色を変えたりするボール型ロボット「Sphero SPRK+」は障害物にぶつかると各種センサーが反応するが、こうした一連の動作をSwiftコードで制御可能になる。
また、「Parrot製ドローン(Mambo、Airborne、Rolling Spider)においては、離陸、着陸、転回、宙返りといった動作を自分で作ったコードで制御できる。
そのほか、生徒がプログラミングによって、組み立てたロボットの歩行、ウェーブ、踊りといった動作を作成することができる「UBTECH Jimu Robot Meebot Kit」、Swiftコードを使って、すべての生徒の皆さんが楽しさを探究したり、音楽を作ったり、演奏したりできる触覚型キューブ「Skoogmusic Skoog 2.0 」なども提供する。
新機能に対応したSwift Playgrounds 1.5のアップデートは、6月5日より、App Storeを通じて無料で提供開始される予定。なお、Swift Playgroundsの利用には、iOS 10以降が稼働するiPad Air、iPad Proの全モデル、またはiPad min 2が必要。