女優の蒼井優と俳優・小説家などマルチに活躍するリリー・フランキーが、7月スタートのTBS系金曜ドラマ『ハロー張りネズミ』(毎週金曜22:00~)に出演することが16日、わかった。
このドラマは、1980~1989年に『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載された弘兼憲史の同名漫画を原作とする探偵ドラマ。映画『モテキ』や『バクマン。』などのヒット作を手がけた大根仁がゴールデン・プライム帯のドラマで初めて脚本・演出を務める。主演は瑛太。そのほか、深田恭子、森田剛、山口智子らが出演する。
蒼井が演じるのは、謎めいた美人霊媒師の河合節子。ドラマの中盤から登場し、とらえどころのない独特な空気感で瑛太演じる七瀬五郎(ゴロー)を翻弄していく。素性や生い立ちは不明だが、類まれな霊能力を駆使してゴローとともに事件解決に向けて奮闘するという役どころで、一見、普通の女性のようだが、実は大きな秘密を抱えているとか。
また、大根監督の盟友であり、大根作品常連のリリー・フランキーが演じるのは、ドラマ序盤の鍵を握る、裏社会に通じる出版社の経営者・南役。南はおんぼろ出版社・サンライズ出版の経営者だが、大企業のトラブルや揉め事を処理するという裏の顔を持つ。普段はぐーたらの不良ジャーナリストだが、幅広い分野の情報に精通し、謎に満ちた美女・蘭子(深田恭子)の過去をも知る数少ない人物のひとりなのだが、その正体とは…?
蒼井は「途中からの参加で、なおかつセリフがたくさんあるので、みなさんに迷惑をかけないようにと非常に緊張しています」とコメント。「基本的に何を考えているかわからない霊媒師の役なのですが、大根さんから『今のはキュンときた。今のはキュンと来ない』とか謎のダメ出しが出るので、その辺の匙加減を探りながら頑張っていきたいと思います(笑)」と意気込んでいる。
リリーは「今の若い方たちはたぶん原作を読んだことがないと思いますが、僕らの世代はみんなが読んでいた漫画でした。それをいま、瑛太さんをはじめとする素晴らしい役者のみなさんが集い、時代を切り取るのが上手い大根監督が撮るわけですから、かっこいいものになるだろうと確信しています。今の若い方に『ドラマって面白いな』と思ってもらえたらうれしいですね」と期待し、「それにしても深田さんは本当に綺麗でした(笑)」と加えた。
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