ICT総研は4月26日、2017年4月にインターネットユーザー4292人を対象に実施した「2017年 個人向けクラウドストレージサービス市場動向調査」の結果を発表した。

「有料サービスを利用している」と回答した利用者は10.9%、「無料サービスを利用している」利用者は28.7%と、無料サービスの利用者は有料サービス利用者の倍以上存在することが判明した。

有料サービス利用者のうち、毎月300円~1000円までの料金を払っているユーザーが全体の49%を占めており、平均的な月額利用料金は500円程度となっているという。

また、最も利用者数が多かったクラウドストレージサービスは、アップルのiCloud Drive(714人)だった。これに、Dropbox(579人)、Google Drive(551人)、OneDrive(470人)と続く。

利用している個人向けクラウドストレージサービス 資料:ICT総研

続いて、クラウドストレージサービスの顧客満足度については、Google Driveが最も満足度ポイントが高く75.4ポイントを記録した。これに、Amazon Drive(75.0ポイント)、Dropbox(72.7ポイント)、Evernote(71.0ポイント)と続く。

満足度の高い事業者のサービスは、「データ保管容量が大きい」「ユーザーインターフェースが良い」「データの共有がしやすい」といった点が評価されているという。

個人向けクラウドストレージサービスの顧客満足度 資料:ICT総研