女優の天海祐希が3日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局の入社式に登場し、新入社員の心境を"忖度"(そんたく)した。
同局には今年35人が入社し、うちアナウンサーは、井澤健太朗(慶応大卒・22歳)、林美桜(聖心女子大卒・22歳)、三谷紬(法政大卒・22歳)の3人。井澤アナは「視聴者の皆さんの気持ちを"忖度"し、代弁できるアナウンサーになります」と話題のワードを交えてあいさつし、会場の同局幹部・新入社員たちをザワつかせた。
そんな中、天海がサプライズで登場。新ドラマ『緊急取調室』(20日スタート、毎週木曜21:00~)に主演する天海に対して、"取り調べ"を行い、NGワードを言わせることに成功したら、晴れて入館証が授与されるというゲームが行われることになり、新人アナ3人が挑むことになった。
最初のNGワードは、天海が今作の共演者を紹介する際に用いる「おじさま」だったが、「どんな方と共演するんですか?」という最初の質問で気づかれてしまい、新人アナはあえなく撃沈。先輩の小松靖アナから「"忖度"とか言ってる場合じゃないんじゃないの?」と言われてしまう始末だった。
続いてリベンジで「ありがとうございます」を言わせようと試みるも、またも天海は早々に感づいた様子。しかし、新入社員が入館証を受け取れないという事態が迫り、彼らの心境を"忖度"した天海は、時間切れ寸前で「すごくおきれいです」とほめられると、「ありがとう!」と、思い切りNGワードを発言してあげた。
井澤アナは「天海さんに助けていただきました」とホッとした様子。三谷アナも「天海さんの優しさのおかげで、同期全員分の社員証を手に入れることができました!」と、社会人が空気を読むことの大事さを学んだようだ。
天海は「フレッシュな方と対峙すると清められますね」と心境を語り、その後、新入社員1人1人に「これセクハラにならないよね?」「偉いプロデューサーになったらぜひ私を使ってください」などと言いながら、入館証を手渡し。
最後に「一生懸命な現場がとてもすてきだと私は常々思っています。できなくても、一生懸命それに向かう気持ちとか、学ぼうという気持ちとか、自分も頑張りたいと思う気持ちは、必ず目に出る。私も日々現場で一生懸命な気持ちで向き合っていますので、ぜひ熱い気持ちを忘れずに、すてきな番組作り、すてきな会社にするように頑張ってください」と呼びかけた。