お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が11日、都内で行われたフジテレビ系バラエティ特番『キビシー!』(3月3日19:57~20:49)の収録後に取材に応じ、若手時代に怒られた秘話を明かした。
この番組は、過酷な修業やつらい練習など、"キビシー"生活を送る人たちに密着するもの。加藤は自身を振り返り、23歳でライブばかり出演していたとき、フジテレビでコント番組『とぶくすり』がスタートしたが、テレビの右も左も分からなかったため、当時ディレクターだった片岡飛鳥氏(その後『めちゃイケ』総監督)に「まぁ怒られましたよ!」と述懐した。
当時は河田町のフジテレビに「収録とかに行くのも嫌でしたよ」というほどだったそうで、「テレビってもっと楽しい世界だったんじゃないかなと思ってたんですけど(笑)」と心境を振り返って苦笑い。
それでも、「『カメラ向いてないのに面白いコメント言ってどうすんだ!』とか、イロハを全部教えられましたから。ここまで厳しくみんなが真剣にバラエティを作って、やっとお茶の間で見てる皆さんに笑っていただけるんだなと勉強になりました」と言い、「土台も土台です」と、貴重な経験だったことを身にしみて感じているそうだ。
さすがに最近では、片岡氏から怒られることはないそうだが、「今でも師弟関係ですよ」と言い、「『加藤頼むよ』って言われたら『分かりやした!』って答えます(笑)」と、頭が上がらない様子を語った。
そんな若手時代を経験してから、長い芸能生活で一番厳しかった仕事を聞かれると、加藤は『めちゃイケ』の「Mの三兄弟」というコーナーを回答。加藤は背中に○×ゲームの碁盤の目を書かれ、そこに優香が「○」として揚げたてのイカリングを置くという企画を行ったそうだが、「尋常じゃない熱さ! 揚げたてってこんな熱いんだって思いました。あれはつらかったですね」と、その衝撃を思い出していた。
今回の番組では、早稲田大学の応援部、ラーメン屋、脱サラからの極寒の北海道での酪農といった、さまざまな"キビシー"人々を紹介。加藤は「絶対感じるものがあると思うので、ぜひ見ていただきたいですね」とメッセージを寄せた。