スイッチサイエンスは1月23日、英ARMのマイコン開発キット(MDK)「ARM Keil MDK」の取り扱いを開始したと発表した。

Keil MDKは、ARM Cortex-M、Cortex-R4、ARM7、ARM9プロセッサを搭載したボードを対象とした統合開発環境。応用範囲が広いマイコン開発に柔軟に対応することを目的に「MDK-Professional」、「MDK-Plus」、「MDK-Cortex-M」、「MDK-Lite」の4種類が用意されており、スイッチサイエンスでは、無償で提供されているMDK-Liteを除いたMDK-Professional、MDK-Plus、MDK- Cortex-Mの3種類を取り扱うという。

なお、それぞれに使用環境に応じた複数のライセンス形態が用意されており、価格は例えばCortex-M、Cortex-R4、ARM7、ARM9など複数のコアに対応するMDK-Professionalのドングルライセンスの場合、123万1200円(別途USBドングルを購入する必要有り)となっている。

MDK-ARMの概要。μVisionベースのMDKコアは、Cortex-Mデバイスの主要なサポートを備えており、DS-MDKは、EclipseベースのDS-5 IDE/デバッガを含む。一方のSoftware Packsは、MDKコアまたはDS-MDKに追加することで、新デバイスのサポートやミドルウェアの更新をツールチェーンから独立して行うことなどができるというもので、デバイスサポート、CMSISライブラリ、ミドルウェア、ボードサポート、コードテンプレート、サンプルプロジェクトを含んでいる