Net Applicationsから2016年12月のデスクトップブラウザシェアが発表された。12月はChromeとFirefoxがシェアを増やし、Internet Explorer、Safari、Operaがシェアを減らした。Chromeは成長傾向を継続しており、デスクトップ向けのブラウザとして強い影響力を持ちつつある。

Internet Explorerはこの2年間、下落傾向が続いている。Windows 10からデフォルトのWebブラウザではなくなったことがこの下落傾向を引き起こしたものと見られる。一方、Windows 10からデフォルトのWebブラウザとなったMicrosoft EdgeはInternet Explorerのシェア減少分ほどはシェアを増やしておらず、Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへの移行がスムーズに進んでいないことがわかる。

この数年間、減少傾向が続いていたFirefoxはマルチコア/プロセッサへの本格対応が取り込まれた辺りからシェアが増加に転じた。この数カ月は増加傾向を見せており、今後も増加が続くことが見込まれる。

2016年12月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2016年12月バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2016年12月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2016年12月バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Chrome 56.43% 55.83%
2 Microsoft Internet Explorer 20.84% 21.66%
3 Firefox 12.22% 11.91%
4 Microsoft Edge 5.33% 5.21%
5 Safari 3.47% 3.61%
6 Opera 1.33% 1.36%
7 proprietary/undetectable 0.21% 0.23%
8 Mozilla 0.01% 0.00%
9 Konqueror 0.01% 0.01% =
10 Android Browser 0.01% 0.01% =
順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Chrome 54.0 19.25% 33.05%
2 Chrome 55.0 17.34% 0%
3 Microsoft Internet Explorer 11.0 10.55% 11.78%
4 Firefox 50 7.49% 2.95%
5 Chrome 45.0 6.60% 4.74%
6 Microsoft Internet Explorer 9.0 5.31% 5.28%
7 Microsoft Edge 14 4.12% 3.90%
8 Microsoft Internet Explorer 8.0 3.12% 2.99%
9 Chrome 49.0 3.09% 3.69%
10 Safari 10.0 1.93% 1.91%
11 Chrome 50.0 1.37% 1.80%
12 Chrome 53.0 1.31% 2.44%
13 Chrome 51.0 1.07% 1.69%
14 Microsoft Edge 13 1.02% 1.11%
15 Microsoft Internet Explorer 10.0 0.89% 0.95%