NECディスプレイソリューションズは28日、スリムベゼルを採用した液晶ディスプレイ3機種を発表した。発売日は、4辺スリムベゼル採用の「MultiSync LCD-EX241UN」が10月31日、3辺スリムベゼル採用の「MultiSync LCD-E241N」、「MultiSync LCD-E221N」が11月25日。価格はオープン。発売後1年間で、3機種合わせ7,000台の販売を見込む。

MultiSync LCD-EX241UN

MultiSync LCD-EX241UN

「MultiSync LCD-EX241UN」は、上下左右4辺のベゼル幅が0.8mmという狭額ベゼルを採用した24型液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ドット。

DisplayPort出力によるデイジーチェーン接続が可能で、複数ディスプレイをマルチ接続で運用する用途を想定する。表示設定は、各ディスプレイごとに映像を表示する「マルチストリームトランスポート」や、マルチストリームトランスポートの1つを拡大して複数ディスプレイで全画面表示する「シングルストリームトランスポート」、およびタイルマトリクス表示が可能。また、添付のControlSyncケーブルにより、親機の画面設定を子機に反映するなど、子機の個別調整機能も備える。このほか、フリッカーフリー設計を採用し、ブルーライト低減機能も搭載する。

主な仕様は、パネルがIPS方式、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が通常1,000:1(DV MODE Dynamic使用時は5000:1)、視野角が上下左右178度、応答速度が6ms。映像入力インタフェースはD-Sub、DVI-D×1、DisplayPort 1.2×1、HDMI×1。USB 3.0×4ポート(ダウンストリーム3基、アップストリーム1基)のハブ機能、1W+1Wのスピーカーも備える。

スタンド機能は、下5度/上30度のチルト、340度のスイベル、90度のピボットに対応。高さ調節は最大100mmまで。本体サイズはW537.8×D204.3×H369.7~469.7mm、重量は5.6kg。カラーはホワイト・ブラックの2色。

MultiSync LCD-E241N、MultiSync LCD-E221N

MultiSync LCD-E241N

「MultiSync LCD-E241N」は23.8型、「MultiSync LCD-E221N」は21.5型の液晶ディスプレイで、両機種ともに解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。上および左右の3辺のベゼル幅が1.0mmとなっており、複数台を横置き/縦置きで並べた際などでも、ベゼルの存在感が少なく見やすい表示が可能。NEC製小型デスクトップPC「Mate」の「タイプMC」をスタンド背面に接続できるVESA金具を標準添付する。この2機種も、ブルーライト低減機能を搭載し、フリッカーフリー設計を採用している。

MultiSync LCD-E221N

主な仕様は「MultiSync LCD-E241UN」とほぼ同等だが、映像入力インタフェースがDVI-Dが省かれ、D-Sub、DisplayPort 1.2×1、HDMI×1の3系統となる。また、USBハブ機能も非搭載。

スタンド機能は、下5度/上20度のチルト、左右45度のスイベル、90度のピボットに対応。高さ調節は最大110mmまで。本体サイズと重量は、LCD-E241NがW538.6×D213.9×H373.9~483.9mm、5.5kg。LCD-E221NがW488.1×D213.9×H359.8~469.8mm、5.0kg。カラーはいずれもホワイト・ブラックの2色。