将来のために貯金をもっとふやしたいけど、思うように貯められない……。そんなふうに悩んでいる人も多いのではないだろうか。そこで今回はマイナビニュース会員のうち301名に、1年間の貯蓄額と、一番効果があったと思う貯蓄方法を尋ねてみた。

Q.1年間の貯金額はいくらですか? 近い金額をお答えください
1位 25万円 20.3%
2位 50万円 18.9%
3位 0円 18.9%
3位 100万円 18.3%
4位 75万円 8.3%
5位 150万円 5.0%

Q.1年間の貯金額はいくらですか? 近い金額をお答えください

Q.(0円と回答した方にお聞きします)それはどうしてですか?その理由を教えてください

・「貯蓄していても出ていくのでなかなか貯まらない」(46歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「嫁が全部抜く」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「ほとんど生活費で使ってしまう、貯金をする余裕がない」(59歳男性/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
・「使っちゃうので貯まらない。貯めるつもりもない」(44歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)
・「子供が大学生なので貯金はできません」(57歳男性/専門商社/営業関連)
・「貯金をするほど給料をもらっていません。生活はギリギリです」(53歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「中小企業の給料は安い。私立学校3人行っていて貯金ができるわけがない」(53歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

Q.(0円以外と回答した方にお聞きします)あなたが実践して「一番効果があった、あるいはお金が貯まった」と思う貯金方法を教えてください

■年間25万円貯めた人
・「毎日コツコツ500円ずつ貯める」(57歳男性/クレジット・信販/専門職関連)
・「財形を使って給与から天引きする」(42歳男性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「お腹はすくけど1日1食」(38歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「夢を持つこと! 口座を2つ作る!」(36歳女性/フードビジネス/販売・サービス関連)

■年間50万円貯めた人
・「店に行かない、出歩かない」(44歳男性/セキュリティ/その他・専業主婦等)
・「外食を控える、弁当にするなど食費が一番節約できる」(39歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「家計簿をつけることが1番効果がありました」(38歳男性/設計/建築・土木関連技術職)
・「預金専用の口座を設けて毎月決めた金額を入金する、当たり前のことですが何年後かには貯まった実感がわきます」(44歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

■年間75万円貯めた人
・「収入・支出の管理ができるアプリを使う」(32歳女性/クレジット・信販/販売・サービス関連)
・「使う前に考える、給料日に必要な分だけ下ろして後は下ろさずに貯金する」(32歳男性/教育/公共サービス関連)
・「財布の中には少ししか入れない」(46歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「現金を使わずICマネーやクレジットの上限を決めて使う」(57歳男性/建設・土木/営業関連)

■年間100万円貯めた人
・「節約好きな嫁に任せる」(42歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「貯金ありきから逆算で1カ月のお金を決める、あとは地味だが意識して小銭500円貯金、気付くとなっている」(39歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「月初めにあらかじめ決めたお金をおろす、それ以外はATMなどに一切手を触れない、ちょこちょこお金をおろしていたときより通帳にお金が貯まるようになった」(31歳女性/サービス/専門サービス関連)
・「財形、給料からあらかじめお金を引いてしまうから使い込む危険性がうすい、自分で最低年間100万円は貯まるように最初から設定しておけばほっといても貯まる仕組みなので使わない手はない」(34歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)

■年間150万円貯めた人
・「社内預金など自動天引き」(39歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「毎月しっかり記帳して増えた額を確認します」(29歳男性/放送・新聞/専門サービス関連)
・「財布を持ち歩かない、コンビニに寄って買い食いするのがなくなったから」(33歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「お酒を1年間絶つこと、以前酔っぱらって電車に乗り財布をなくした経験があり、自分への戒めとして1年間禁酒を行ったらかなり貯まった」(36歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)

■総評

アンケートの結果、1年間の貯蓄額が「0円」という人が18.9%もいることが分かった。その理由を尋ねたところ、「給与が安く、生活していくだけでギリギリ」「ほとんど生活費で使ってしまう」「毎月赤字」といったコメントが寄せられた。生活費や子供の養育費などにお金がかかるため貯金をする余裕がないそう。貯金を切り崩しながら生活している人もいるようだ。また、「あるだけ使ってしまう」というコメントも散見された。お給料が入るとつい気が大きくなり、無計画に使ってしまうのかもしれない。

それとは対照的に、コツコツ着実に貯蓄をふやしている人たちも。1年間の貯蓄額として最も多かったのは「25万円」(20.3%)だったが、一番効果があった貯金方法を尋ねたところ、会社の「財形貯蓄制度」を利用している人が多かった。給料やボーナスから天引きでお金を積み立てる制度だが、無理なく確実に貯めていくことができるそう。1年で100万円以上貯めた人たちもこの制度を活用しているようだった。

「10円玉貯金」や「500円玉貯金」をしている人たちもいた。地道で大変な分、貯まったときの喜びと達成感はひとしおだろう。他にも、口座を2つ作ることや家計簿をつけ支出をしっかり把握すること、定期預金、財布の中を空っぽにしておく、といった方法が寄せられた。

収入が低くても、ちょっとした工夫と意識次第でお金を貯めることは可能なよう。「お金が貯まらない……」とお悩みの方は、今回寄せられた意見を参考にしてみるのはどうだろうか。

調査時期: 2016年9月2日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女301名
調査方法: インターネットログイン式アンケート