Cooler Master Technologyは12日、2重構造の液冷ヘッドを採用した一体型水冷CPUクーラー「MasterLiquid Pro」シリーズを発表した。120mmファンを1基搭載した「MasterLiquid Pro 120」と2基搭載した「MasterLiquid Pro 240」をそろえる。9月15日に発売し、店頭予想価格は「MasterLiquid Pro 120」が税別16,000円前後、「MasterLiquid Pro 240」が税別17,000円前後。

MasterLiquid Pro 120

MasterLiquid Pro 240

Cooler Masterがこれまで培ってきた技術をベースに仕組みを見直した一体型水冷CPUクーラー。液冷ヘッド部を2重構造とし、熱された冷却液と冷えた冷却液を内部で分離した「デュアルチャンバーヘッド」を採用。ポンプ駆動部分を冷たい層とすることで、熱によるダメージを防ぎ、ポンプの寿命を延ばす。

デュアルチャンバーヘッドを採用する

また、CPUの熱を冷却液へと伝える銅製のマイクロチャンネルは、微細化加工により、従来モデルと比較して、表面積を約6.5倍に拡大。これにより、熱伝導効率を上げる。このほか、従来はマイクロチャンネルと平行に流れていた冷却液を上から吹き付けるようにすることで、より冷却性を高めるという。

冷却ファンには最新の120mmファン「MasterFan Pro 120 Air Balance」を採用。特注形状のブレードにより、最適な風量と風圧を実現するほか、高い静音性を備える。ファンの回転数は650~2,000rpm±10%。ファンの風量は最大66.7cfm、コネクタは4ピン。

液冷ヘッド部のサイズはW94.8×D68×H56.9mm。ラジエータ部のサイズは、「MasterLiquid Pro 120」がW145×D38×H118.5mm、「MasterLiquid Pro 240」がW175×D27×H118.5mm。対応ソケットはIntelプラットフォームがLGA 2011-v3/2011/1366/1151/1150/1156/1155/775、AMDプラットフォームがFM2+ / FM2 / FM1 / AM3+ / AM3 / AM2+/ AM2。