マイナビは8月3日、「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。調査は7月26日~31日、2017年卒業予定の全国の大学4年生及び大学院2年生6,404名を対象に、WEBアンケートにて行われた。

「内々定率年度比較」

7月末時点の内々定率は前年同月比15.7pt増の72.7%となり、前年8月の69.7%を超える結果となった。

「平均内々定保有社数・内々定保有社数分布(7月)」

平均内々定保有社数は2.1社。また、2社から内々定を獲得している学生の割合は28.5%、3社以上では27.7%と、複数内々定を獲得している学生の割合は56.2%にのぼり、前年8月(平均内々定保有社数2.1社/複数内々定保有割合54.7%)の記録に並んだ。

そんな中、「九州(67.2%)」の内々定率は、前月に引き続き他エリアと比較してやや進捗が遅れている状況に。特に、震災の影響が見られる熊本県の内々定率は53.8%と、進捗が遅れている九州の中でも最も遅い結果となった。

「今後の活動について」

就活の継続意志については、内々定保有学生の16.4%が「活動を継続する」と回答。これに、未内定者27.3%を足し上げると、活動を継続する学生の割合は43.7%(前月比14.4pt減)と、早くも半数を下回った(8月末の活動継続学生の割合:2015年卒46.2%、2016年卒52.0%)。調査では、「選考開始時期が前倒しとなり、大手企業の選考活動が山場を越えたことから、学生の活動終了時期も早まっている」と分析している。