オリコンは7月28日、「2016年上半期 書籍マーケットレポート」の結果を発表した。同調査は2015年12月28日~2016年6月26日、調査協力店の全国書店3,619店舗を対象に、書店及びweb通販の週間売り上げをもとに、全国推定売り上げ部数を算出している。
2016年上半期書籍市場のBOOK、コミック、文庫の総売上額は5,001.2億円となり、前年同期比97.1%と下回った。
部門別にみると「BOOK部門」は3,115.5億円(前年同期比97.7%)、「コミック部門」は1315.0億円(同96.9%)、「文庫部門」は570.7億円(同94.0%)となった。
書籍形態別売り上げをみると、「BOOK部門」のうち、最多は「単行本」(2,149.4億円)だった。次いで、「ムック」(552.8億円)、「新書」(169.5億円)となった。
出版社別に「2016年上半期総合売り上げ」をみると、「KADOKAWA」(452.3億円)が前年同期比101.5%で、2009年の調査開始以来初の上半期1位となった。次いで2位は「講談社」(436.5億円)、3位は「集英社」(425.8億円)。
以降、4位「小学館」(261.9億円)、5位「学研プラス 」(130.5億円)、6位「宝島社」(106.9億円)、7位「新潮社」(82.4億円)、8位「文藝春秋」(73.5億円)、9位「スクウェア・エニックス」(71.8億円)、10位「昭文社」(66.2億円)となった。