オウチーノは7月27日、「子供に就いてほしい仕事」の調査結果を発表した。同調査は7月11日~13日、首都圏に住む30~49歳で既婚・子持ちの男女1,159名を対象に、インターネットでアンケートを実施している。

「将来、子供に就いてほしい職業は何か」を聞いたところ、最多は「特にない」(40.5%)だった。次いで、「大企業の社員」(22.4%)、「手に職系(土・師業など)」(22.0%)、「教師・公務員」(18.9%)。以降、「芸能・芸術系」(6.2%)、「ベンチャー・中小企業の社員」(6.0%)となった。

「将来、子供に就いてほしい職業は何ですか?」(複数選択可)

上位にあがった職業の理由をみると、「大企業の社員」は「生活の安定性、社会的評価の高さから」(46歳/男性)、「社会的信用と安定した収入が確保できるから」(45歳/女性)などのコメントがあった。

「手に職系(土・師業など)」には、「景気の動向に左右されにくいと思うから」(43歳/女性)、「女の子なので、結婚や出産を経ても再就職しやすい職種を選んでほしい」(38歳/男性)などの声が寄せられた。

「教師・公務員」では、「安定しているし、ローンを組むのにも苦労が少なそうだから」(35歳/男性)、「本人が学校の先生になりたいと言っているから」(32歳/女性)といった意見がみられた。

「将来、子供に就職してほしい業種はあるか」を質問すると、「特にない」(53.1%)が最も多くなった。次いで、「医療・福祉」(11.6%)、「官公庁・校舎・団体」(8.8%)。以降、「学術研究・技術」(6.2%)、「公的機関」(6.0%)、「IT・通信・インターネット」(5.1%)と続いた。

「子供、子供に就職してほしい業種はありますか?」(複数選択可)

上位業種の理由をみると、「医療・福祉」においては「直接人の役に立つ仕事だから」(36歳/男性)、「人のためにもなるし、仕事に誇りを持ってできると思うから」(48歳/女性)といったコメントが寄せられた。

「官公庁・公社・団体」には「公の仕事だから安定していると思う」(38歳/男性)、「リストラや倒産はないと思うから」(41歳/女性)などの声があった。

「学術研究・技術」では、「本人が理系志望で、実験が好きだから」(39歳/女性)、「自分が最初に憧れていた業種だから」(46歳/男性)といった意見がみられた。