Tooは、CGアニメーターのための動画コンテスト「あにつく2016 第二回 アニメータードラフト会議」を開催することを発表するとともに、作品受付を開始したことを発表した。応募締め切りは9月12日。

このコンテストは、アニメ制作総合イベント「あにつく」の連動企画として昨年よりスタートしたもので、学生や若手のアニメーターが複数のアニメ制作CGプロダクションに一括で就活アプローチできる動画コンテスト。

課題のアニメーション作品を応募すると、複数のプロダクションによって審査が行われ、優秀者は企業からの採用アプローチを受けることができるという。さらに、企業から最もアプローチが多かった参加者順に、同社のWebページに掲載されるということだ。

昨年開催された「第一回」では、約100名の学生より応募があり、何名かの応募者が同イベントをきっかけに採用されたという。アニメ制作に携わりたい学生や転職を検討しているクリエイターが、複数プロダクションに一括でアプローチできる絶好のチャンスとなっている。

また、今回の課題は「壁を登る」。絵コンテ(全5ページ)に沿って「3DS MAX」または「MAYA」でアニメーション(バイペッド、CAT、フルボディIK、カスタムリグ可)を作成する。ただし、あくまでBOX状の人型の範囲内で制作すること。

なお、審査予定企業は、アニマ、unknownCASE、オレンジ、神風動画、カラー、グラフィニカ、サブリメイション、サンジゲン、チップチューン、東映アニメーション、武右ェ門、ラークスエンタテインメント(追加参加あり)。

提出動画フォーマットは、25秒以内のアニメーションで画像サイズは1280×720ピクセル(16:9)、フレームレート24FPS、動画形式はQuickTime(アニメーション圧縮を推奨、フィルサイズ130MB以下)となっている。応募および詳細は「アニメータードラフト会議」Webサイトを参照のこと。ちなみに同サイトでは、プロのアニメーターが参考につくったサンプル作品が今後掲載予定となっている。