JR西日本は15日から夏期のホーム転落防止キャンペーンを開始した。2年連続の起用となる人気子役の本田望結さんをはじめ、今年は妹の本田紗来さんも加わり、動画やポスターで事故防止を呼びかける。

本田望結さん・本田紗来さん姉妹を起用したキャンペーンポスター

同社によれば近年、酒を飲む機会が増える年末年始や春季に加え、夏季にもホームでの人身事故が多く発生する傾向が見られるという。そこで、夜間の酒酔いによる転落だけでなく、熱中症などによる体調不良を抱える人や夏休みを迎える小中学生にも対象を広げたキャンペーンを展開することにした。

動画は制服姿の本田望結さん・本田紗来さんが視聴者にメッセージを語りかける内容。「ホームでの事故の多くが、お酒に酔ったり、ふざけあって線路内に身を乗り出したり、熱中症などの体調不良から起こっているそうです」と事故の要因を挙げ、「でも、ちょっとした注意で事故は防げます。わたしたちもJR西日本さんと一緒に、事故が起こらないよう呼びかけていきたいと思います」と結ぶ。

駅ディスプレイやJR西日本ウェブサイトに掲載するほか、7月2日以降は京阪神・岡山・広島地区でテレビCMとしても放映される予定。ホームでの危険行為をイラストで表現し、本田望結さん・本田紗来さんが「みんなで気をつけて! みんなで声をかけて!」と呼びかけるポスターも制作し、駅や車内に掲出する。その他、主要駅での警備員の増配置や駅係員による声掛け、肉声の駅構内放送による注意喚起などを実施し、事故防止に努める。キャンペーン期間は8月31日まで。