俳優の坂上忍(49)が、10日に放送されたフジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)で、休養中のフリーアナウンサー・小林麻耶(36)をねぎらい、プロ意識の高さを褒めた。

『バイキング』で共演中の坂上忍(左)と小林麻耶

歌舞伎俳優・市川海老蔵(38)が9日、都内で会見し、フリーアナウンサー・小林麻央夫人(33)が乳がんのために1年8カ月にわたって闘病していたことを公表。姉・麻耶は同番組で木曜レギュラーを務めていたが先月19日の生放送中に体調を崩して救急搬送、その後、所属事務所を通じて長期休養が発表されていた。

坂上は、海老蔵が会見で気丈に振る舞っていたことをたたえた上で、麻耶に向けて「体調不良になってお休みしてますけど、彼女はプロ意識がすごく高い。やっと休めるというか、タレント・プロとしての"小林麻耶"からちょっと外れて、お姉ちゃんとして妹さんが回復するまで寄り添ってくれたらうれしい」と温かい言葉を送った。

バラエティなどでの"ぶりっ子キャラ"がおなじみとなっている麻耶だが、坂上が「こういう人だったんだ」と驚いたのは同番組で共演するようになってから。放送後に楽屋まで来ては「今日はどうでした?」と熱心に意見を求める麻耶の姿を思い出し、坂上は「僕も中途半端に『よかったんじゃないの?』というふうに対応しちゃっていた」と反省しながら振り返る。

また、昨年夏に開かれた番組食事会の二次会では隣席になり、麻耶から「こんな感じでいいんですかね」と自身のキャラクターに関する相談も。坂上は、「あの麻耶ちゃんが本当の麻耶ちゃんだったら全然良いと思うし、でもちょっと頑張りすぎてるんだったら、もう普段の麻耶ちゃんで全然いいんじゃないの? そういう番組が1つぐらいあっても僕はいいと思う」とアドバイスしたという。

しかし、坂上がやるせない気持ちになるのは、麻耶が妹の闘病を支えながら、そうやって自身の仕事とも誠実に向き合っていたから。二次会でのやりとりを回顧し、「その時にこのことがあったわけよ。結局、どちらのスタンスで仕事に向き合おうとも、それは大変だよね……」と麻耶の心中を思いやった。

一方、金曜MCを務めるお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(46)は、前日に麻耶からLINEが届いたことを明かし、そこには「明日の『バイキング』で私の好感度上げといてください」という一文が記されていたという。