女優の高島礼子が、7月スタートのテレビ朝日系ドラマ『女たちの特捜最前線』(毎週木曜20:00~20:54)で主演を務めることが決定。このほど取材に応じ、宮崎美子・高畑淳子との女子会シーンなどの魅力を語った。

(左から)宮崎美子、高島礼子、高畑淳子=テレビ朝日提供

このドラマは、高島演じる京都中央警察署・総務課の室町京子、宮崎演じる広報課の一条弥生、高畑演じる食堂調理員の八坂美鈴が、"井戸端捜査会議"を繰り広げながら犯人を暴いていくというもの。昨年12月に『土曜ワイド劇場』枠で放送され、好評を受けて連ドラ化されることになった。

今作の見どころは、高島・宮崎・高畑が食堂で繰り広げる"井戸端捜査会議"と称される女子会シーン。第1弾の撮影の際、台本通りだとセリフの掛け合いにとどまってしまうことに「女子会ってこういうもんじゃないわよ!」と悩んでいた高畑の発案で、スタジオの食堂でミーティングを行ったところ、会話がどんどん脱線していくものの、最終的には結論に近づくという、まさに女子トークの面白さに気づき、その後の井戸端会議シーンに生かされたそうだ。

プライベートでも女子会にハマっているという高島は「年上の方と女子会をすると勉強にもなるし、新しい情報も聞ける」と自らの糧にしているそう。ただ、宮崎と高畑の前で「この中で私が一番年下です」と言っただけで、「今年下って言ったわね!」「50過ぎたらみんな一緒よ!」と激しく突っ込まれてしまったそうだが、「びっくりしたんだけど、これは面白い!と思いました」と、手応えを実感したことを振り返った。

また、今回は総務課員の役だが、自身がかつて3年間OLとして勤務していた時も、総務部総務課所属だったという。洗剤の補充が間に合わなかったり、備品の計算が合わなかったりで怒られたそうで、お局的な先輩もいたそうだが、「せっかくだから過去の経験を生かしたいなと思います」と意気込んだ。

これまで、ハードボイルドな役柄のイメージが強かった高島だが、今作は打って変わって裏方目線でストーリーが進行。「見ている方にも親近感があるような作品になっていくと思うので、楽に謎解きをしてもらえるようになれば」と狙いを語っている。

コメントを寄せた宮崎は「言いたいことを言いあって、"おばさんたちだけど活きのいいドラマ"になれば」、高畑は「"オンナって元気だなぁ"と、うらやましがられるようなお芝居をしていきたいですね」と抱負。ほかにも、渡辺いっけい、相島一之、飯田基祐、冨家規政、増澤ノゾム、近野成美、杉浦琴乃、泉川実穂らが脇を固める。