エヌ・アンド・シーは6月1日、「就職活動に関する調査」の結果を発表した。同調査は4月22日~28日、18歳~29歳の全国の大学生・短大生・専門学校生2,000名を対象に、インターネットリサーチで実施した。

「面接などの選考活動の解禁時期はいつ頃がベストだと思うか」を聞いたところ、18.6%で「大学4年生の4月」が最も多くなった。次いで「大学3年生の10~12月」(14.4%)、「大学3年生の3月」(11.1%)。以降、「大学4年生の6月」(10.2%)、「卒業以降」(6.9%)、「大学4年生の8月」「大学3年生の4~6月」(ともに5.6%)と続いた。

「面接などの選考活動の解禁時期はいつ頃がベストだと思うか」(単一回答)

「就職活動に対する意識」について質問したところ、「新卒を逃すと就職は不利になる」については85.0%が「そう思う」(「非常にそう思う」42.6%+「ややそう思う」42.4%)、15.1%が「そう思わない」(「あまりそう思わない」11.6%+「全くそう思わない」3.5%)となった。

「新卒で生涯働き続けられる会社・団体に就職したい」では、77.4%が「そう思う」(「非常にそう思う」34.5%+「ややそう思う」42.9%)、22.7%が「そう思わない」(「あまりそう思わない」18.3%+「全くそう思わない」4.4%)。

さらに、「内定が出なかったら就職留年もありだ」では、35.4%が「そう思う」(「非常にそう思う」7.3%+「ややそう思う」28.1%)、64.7%が「そう思わない」(「あまりそう思わない」42.5%+「全くそう思わない」22.2%)と回答した。

「就職活動に対する意識」(各単一回答)

「悪い噂を見聞きしたときや選考活動の不手際があったとき、志望意欲の変化はどの程度か」を聞いたところ、「ブラック企業であるとの噂を見聞きした」では、47.8%で「就職したくない気持ちになる(志望度が下がる)」が最多に。以降「絶対に就職しない(選考・内定を辞退する)」(45.2%)、「就職したい気持ちは変わらない」(7.0%)となった。

「オワハラ(就活終われハラスメント)があるとの噂を見聞きした」では、54.2%で「就職したくない気持ちになる(志望度が下がる)」が最も多くなった。次いで「絶対に就職しない(選考・内定を辞退する)」(34.2%)、「就職したい気持ちは変わらない」(11.7%)。

「圧迫面接があるとの噂を見聞きした」では、55.6%で「就職したくない気持ちになる(志望度が下がる)」が最多に。次いで「絶対に就職しない(選考・内定を辞退する)」(27.9%)、「就職したい気持ちは変わらない」(16.6%)。

「説明会や選考の時間が守られない」では、65.5%で「就職したくない気持ちになる(志望度が下がる)」が最も多くなった。以降「就職したい気持ちは変わらない」(23.9%)、「絶対に就職しない(選考・内定を辞退する)」(10.7%)と続いた。

「選考日程の案内や合否の通知などの連絡が遅い」は、67.9%で「就職したくない気持ちになる(志望が下がる)」が最も多かった。次いで「就職したい気持ちは変わらない」(21.5%)、「絶対に就職しない(選考・内定を辞退する)」(10.7%)という結果となった。

「悪い噂を見聞きしたときや選考活動の不手際があったとき、志望意欲の変化はどの程度か」(各単一回答)