日本損害保険協会は、5月16日時点の平成28年熊本地震に係る地震保険の支払件数と金額を発表した。
支払保険金は熊本県が最多の1,162億
調査の結果、支払件数は7万6,580件、金額は1,233億5,194万7,000円。平成7年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)時を超え、東日本大震災(1兆2,654億円)に次ぐ2番目の支払額となった。
事故受付件数(事故に関する調査依頼のほか、地震保険の補償内容・顧客の契約内容に関する相談・問い合わせなども含む)は、合計で17万1,942件だった。都道府県別では、熊本県が15万1,738件、福岡県が9,065件、大分県が8,551件、佐賀県が1,244件、長崎県が483件、宮崎県が278件、鹿児島県が169件。
調査完了件数(調査が完了して実際に保険金を支払った件数、保険金支払い対象とならなかった事案や相談・問い合わせなどの受付段階で解決した事案を含む)は、合計で8万4,422件。都道府県別では、熊本県が7万1,076件、福岡県が6,142件、大分県が5,691件、佐賀県が832件、長崎県が315件、宮崎県が98件、鹿児島県が64件だった。
地震保険料の支払件数は、熊本県が6万6,573件、大分県が4,692件、福岡県が4,323件、佐賀県が598件、長崎県が196件、宮崎県が59件、鹿児島県が31件となった。
支払保険金は、熊本県が1,162億5,677万6,000円、大分県が37億8,419万6,000円、福岡県が26億7,859万5,000円、長崎県1億705万7,000円、宮崎県が4,374万円、鹿児島県が2,273万9,000円だった。