西村プレシジョンは5月3日、首都圏第1号の直営店「Paperglass TOKYO 帝国ホテル店」を、帝国ホテル東京 本館1階にオープンさせる。
同社では「機能的で美しい老眼鏡」というコンセプトで開発した薄さ2mmの老眼鏡「ペーパーグラス」の企画・製造・販売を行っている。折りたたむと平たんになるが、開くと曲線が現れ、顔にかけるとやさしくフィットするという。テンプルの回転軸を傾けるというシンプルな解決策で、独自の機能性、丈夫性、使い勝手、美しさを実現した。
「ペーパーグラス」という商品名は、「紙のように薄い」ことに由来しているという。2012年9月の販売開始後、約3年半で累計2万5,000本を売り上げたほか、グッドデザインなどデザインに関する各賞も受賞している。
同商品は、付属の携帯用ケースに収納しても約8mmという薄さであるため、長財布や胸ポケットに収納可能。軽く、携帯しやすく、スマートに使いこなせるという特性を生かし、老眼の見えにくさやわずらわしさを解放して、アクティブに生活を楽しんでもらうことを目的としているという。
同社は、首都圏第1号の直営店を帝国ホテルにオープンさせた理由として、「大人が優雅に人生を楽しむための空間としてふさわしいため」と答えている。国内外から多くの人々が訪れる空間を拠点に、眼鏡の産地・鯖江の技術力の高さと、日本のモノづくりやおもてなしの精神を発信していくという。
直営店では、豊富な商品ラインアップとともに、老眼鏡アクセサリーも取りそろえる。カスタマイズやフィッティングサービスを通して、さまざまな要望にきめ細かく対応していくとのこと。同店でしか買えない限定商品の販売や、ニューモデルの先行販売も行う。人気のヨーロッパ限定モデル「四季」シリーズがすべてそろうのは同店だけだという。