TOKYO MXで深夜に放送されてきたニューストーク番組『ニュース女子』が、4月から毎週月曜22時のプライムタイムに進出することになり、3月31日、東京・六本木のニコファーレで収録後に記者会見を開催。MCを務める東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏は「ニュースの裏側にあるギラギラした部分を出していきたい」と意気込みを語った。
この番組は、さまざまな論客が、女性たちに分かりやすくニュースを解説していくもので、これまで水曜深夜2時台に放送していたが、好評を受けて月曜22時台のプライムタイムに進出。制作するDHCシアターの濱田麻記子社長は「本物を伝えていくのが私の狙いですので、(既成の報道番組のイメージを)ぶっ壊してほしいと思います。何をおっしゃっても結構です!」と、出演者たちにハッパをかけた。
そうした狙いもあって、この日出演した論客には、「『そこまで言って委員会』も『TVタックル』もニッポン放送もクビになった」という勝谷誠彦氏、「『スッキリ!!』を卒業して自由にものを言えるようになりました」という上念司氏など、一癖も二癖もあるメンバーが勢ぞろい。
"女子"側のフリーアナウンサー・脊山麻理子は「自分の意見を言えるニュース番組には今まで一度も出たことがなかったのですが、『こういうことは聞いちゃいけないのかな?』という質問も自由にできる」と、積極的な発言に意欲を示した。
長谷川氏とともにMCを務める、女医でタレントの西川史子は「皆さんが本音すぎて、ちょっとびっくりするような番組です」と紹介。それだけに「今までにない緊張感でやっています」といい、昨晩は不安で寝られなかったという、他の番組でのキャラクターからは想像できないエピソードを明かした。
『ニュース女子』では、裏番組である"『報道ステーション』潰しにいきます宣言"を掲げ、キー局にはできない、タブーのない放送を行っていく方針。このタブーの具体例として、長谷川氏は「霞が関(官僚組織)」を挙げ、西川も負けじと「医者として医療界のタブーに触れたみたいと思います」と宣言している。