AMDは10日、デスクトップ向けAPUの新モデル「A10-7890K」を3月18日に発売すると発表した。店頭予想価格は税別18,480円前後の見込み。
「A10-7890K」は、2日にAMDが正式発表したデスクトップ向けAPUの最上位モデル。既存の"Godavari"世代のAPUと同様に、CPUにはSteamrollerコア、グラフィックスにはGCN(Graphics Core Next)ベースのRadeon R7 Graphicsを統合する。プラットフォームはFM2+。
既存の最上位モデル「A10-7870K」から動作クロックを引き上げ、ベースが4.1GHz、TurboCORE時が4.3GHzとベース・TurboCOREともに4GHz以上で駆動する。GPUクロックやL2キャッシュ、TDPなどは「A10-7870K」と同様となる。
製品名 | A10-7890K | A10-7870K | A10-7860K | A8-7670K | A8-7650K |
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CPUコア数 | 4基 | ||||
CPUアーキテクチャ | Steamroller | ||||
CPUクロック Base/Boost |
4.1/4.3GHz | 3.9/4.1GHz | 3.6/4.0GHz | 3.6/3.9GHz | 3.3/3.8GHz |
L2キャッシュ | 4MB | ||||
GPU | Radeon R7 graphics | ||||
GPUコア数 | 8基 | 6基 | |||
GPUクロック | 866MHz | 757MHz | 720MHz | ||
TDP | 95W | 65W | 95W |
また、「A10-7890K」には、新開発の静音クーラー「AMD Wraith Cooler」がリテールクーラーとして付属する。「A10-7870K」でも大型ヒートシンクと、銅製のベースとヒートパイプを組み合わせたものを採用していたが、「AMD Wraith Cooler」はさらに大型のクーラーで、AMDによると、風を受けるフィンの面積を24%増やすととともに、風量も34%増加し、冷却性能が向上。一方で既存のファンから回転数を落とし、ノイズを抑えたという。
AMDが公開した「AMD Wraith Cooler」と従来クーラーの比較動画 |