一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9日、PDF閲覧ソフトウェアAdobe Readerおよび、PDF作成・変換ソフトウェアAdobe Acrobatに存在する脆弱性に注意を喚起した。

対象プラットフォームはWindowsとMac。脆弱性を悪用したコンテンツをユーザーが開いた場合、遠隔攻撃によりAdobe ReaderやAcrobatが不正終了したり、任意のコードが実行されたりする恐れがある。Adobe Systemsは、メモリ破損につながる3件の脆弱性を修正した最新版を現地時間8日リリースしており、JPCERT/CCは早急な適用を呼びかけている。影響を受けるバージョンは、下記の通り。

  • Acrobat DC Continuous 15.010.20059およびこれ以前
  • Acrobat Reader DC Continuous 15.010.20059およびこれ以前
  • Acrobat DC Classic 15.006.30119およびこれ以前
  • Acrobat Reader DC Classic 15.006.30119およびこれ以前
  • Acrobat XI Desktop 11.0.14およびこれ以前
  • Reader XI Desktop 11.0.14およびこれ以前

Adobe Reader、Adobe Acrobatの最新版のバージョン