ダッソー・システムズ(ダッソー)は2月26日、パッケージ製品・小売業向けに特化した新ソリューション「パーフェクト・プロダクション」を発表した。

「パーフェクト・プロダクション」は、同社のデジタル製造オペレーション管理アプリケーションを活用し、パッケージ製品 (食品、飲料、消費財、日用品など)の製造に関わるグローバル企業向けに、プラントの効率化、生産性や柔軟性の向上を支援するソリューション。

同ソリューションでは実際の事物や現象とコンピューター上の事物や現象をリンクさせる「バーチャル・ツイン」の考え方をパッケージ製品の製造工程に導入することで、プラントとサプライヤー双方の業務プロセスを、リアルタイムで可視化し、制御および同期することができる。これにより、メーカーは共通の作業標準を確立し、それをグローバルで包括管理すると同時に、地域市場と顧客ニーズへの適合、継続的な改善を図ることができるとしている。

ダッソーは、今回の新ソリューションについて「パッケージ製品は業界でも最もビジネスが複雑で、市場が変動しやすく、新製品の80%が発売から1年以内で撤退を余儀なくされます。『パーフェクト・プロダクション』の導入により、企業は効率性を高めながらコストを削減し、新製品をより早く市場に投入できるようになります。」とコメント。同社によれば「パーフェクト・プロダクション」を用いたオペレーションの効率化によって、数百万ドルのコスト削減を実現しつつ、さまざまな商品構成を市場に展開し、三桁成長を実現したケースもあるという。