きょう1日にスタートする、東海テレビ・フジテレビ系最後の昼帯連続ドラマ『嵐の涙~私たちに明日はある~』(毎週月曜~金曜 13:25~13:55)に、志垣太郎、野際陽子、羽田美智子、五十嵐めぐみといった過去の昼ドラに出演してきたキャストが続々と登場することが1日、明らかになった。
同作は、51年半の歴史に幕を下ろす昼ドラ最後の作品。この中で、最高視聴率18.1%・平均視聴率11.1%を記録した『あかんたれ』(1976年10月~77年7月)に主演した志垣太郎が、きょう放送の初回にゲスト出演する。
続編も制作された『あかんたれ』は、計365話におよび、志垣は「タクシーに乗ったら、運転手さんに『志垣さん、あかんたれ来週どうなります?』と、よく聞かれましたよ(笑)」とその反響を述懐。「各局が素晴らしいドラマを輩出しましたが、中でも東海テレビは、みなさんの心に残っている作品が多かったと思います」と、昼ドラの終了を惜しんだ。
また、4シリーズにわたって放送された『花嫁のれん』(2010年・11年・14年・15年)の大女将役・野際陽子は、同じ役で8・9日放送の6・7話に登場。「ドラマがどんどん減っていくというのは寂しいですね。今、テレビ自体が曲がり角にきていますので、そういうこともふまえながら、ドラマの復活を考えていかなければ」と、今後のテレビドラマを案じていた。
『花嫁のれん』シリーズからは主演の羽田美智子も登場。『イエスとノンの物語』(1982年)主演の五十嵐めぐみの出演も決定し、2003年の『貫太ですッ!』に出演した宅間孝行、2008年の『安宅家の人々』に主演した遠藤久美子がレギュラー出演。このように、歴代キャストが続々と登場する今作『嵐の涙』主演の佐藤江梨子は「祭りだ!」と盛り上がっており、東海テレビの市野直親プロデューサーは「親子三世代で見ながら『私の頃の昼ドラはね…』と、自分自身の昼ドラを語っていただける材料になればと思っています」と思いを語っている。
『嵐の涙』は、突然の水難事故によって夫と生後半年の娘を失った、佐藤演じる里子が、育児放棄された赤ん坊とともに生きることを決意し、もがき苦しみながら幸せを求めていく姿を描くストーリー。主題歌には、MONKEY MAJIKが「The Mistakes I've Made」を書き下ろし、「ストレートな気持ちの相手を想う愛をテーマに描き表現しました」とコメントしている。