富士通は18日、同社の23型デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズの2016年春モデルを発表した。ラインナップは「ESPRIMO FH77/XD」「ESPRIMO FH53/XD」の2種類で、発売は1月22日から。価格はオープン。店頭予想価格は、FH77/XDが税別230,000円弱、FH53/XDが税別180,000円強。

「ESPRIMO FH」シリーズは、狭額縁の23型液晶を搭載したスタンド式デスクトップPC。春モデルでは、上位モデルでHaswell世代からSkylake世代にCPUを刷新したほか、下位モデルにもテレビ機能を搭載した。また、コンテンツ保護技術SeeQVaultに対応したことで、録画したテレビ番組の再生やSDカードなどでの持ち出しが行えるようになっている。

ESPRIMO FH77/XD

ESPRIMO FH77/XD

上位モデルFH77/XDでは、CPUやOS、メモリ、インタフェースなど、全体のスペックを前モデルから強化。CPUではSkylake世代のIntel Core i7を、メモリはDDR4を搭載。インタフェースは前モデル同様、アクセスしやすいフロント面に集約し、新たに、同社初となるUSB Type-Cを同モデルで採用した。

また、コンテンツ保護技術SeeQVaultに対応。SeeQVault対応レコーダーなどで録画した番組を再生できるほか、対応SDカードなどへの書き出しも可能。スマートフォンやタブレットなどで、SeeQVault対応プレイヤーを使い再生できる。スピーカーはハイレゾ対応パイオニア製スピーカーを引き続き搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700T(2.80GHz)、メモリがPC4-17000 8GB、ストレージが2TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 10 Home 64bitなど。

インタフェースはUSB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×4、USB 2.0×1(うち1ポートは電源オフ時充電可)、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)、約92万画素Webカメラ、ヘッドホン出力など。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.1。テレビ機能は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1に加え、視聴専用の地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1。

本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)。重量は約7.2㎏。OfficeはOffice Home and Business Premium プラス Office 365サービスが付属。カラーはブラックのみ。テレビ機能用リモコンおよびワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。

ESPRIMO FH53/XD

ESPRIMO FH53/XD

"廉価なテレビモデル"として登場した、Celeronの下位モデル。ディスプレイサイズや解像度、インタフェースなどは上位モデルと同等だが、CPUやメモリといった基本仕様が抑えられている。春モデルで新たにテレビ機能が追加された。

主な仕様は、CPUがIntel Celeron 2950M(2.00GHz)、メモリがPC3L-12800 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 10 Home 64bitなど。

通信機能およびテレビ機能は上位モデル「FH77/UD」と同等。インタフェースでは、USB 3.1 Type-Cが省かれる。OfficeはOffice Personal Premium プラス Office 365サービス。

本体サイズはW544×D158×H418mm(最小傾斜時)/W544×D229×H395mm(最大傾斜時)で、上位モデルと同等。重量は約6.9㎏。カラーはブラックのみ。ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボードが付属する。