ドイツのビー・エム・ダブリューが、米国・ラスベガスで9日まで開催される「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES) 2016」への出展概要を発表している。コネクテッド・カー「i ビジョン・フューチャー・インタラクション」などを展示する。
「i ビジョン・フューチャー・インタラクション」はオープンボディのコネクテッド・カーで、ネットワーク化されたコックピットと未来のユーザー・インターフェースを具現化している。状況に応じて表示内容を調整できる高精細自動車用ディスプレイ、ジェスチャー・コントロール機能、タッチ・スクリーン式ディスプレイ、ボイス・コントロールを装備する。
ドライバーへの情報は、ヘッドアップ・ディスプレイやメーターパネルの3Dディスプレイおよび21インチ・パノラマ・ディスプレイに表示され、手の動きや距離感をセンサーで認識する「BMW iビジョン・フューチャー・インタラクション」による画面に触れることなく操作ができる。
「CES 2016」ではその他、リアビューミラーを排した「i8 ミラーレス」も展示されている。3台のカメラを使用したシステムでミラーより広い視野範囲をカバーし、危険な「ブラインド・スポット」を排除している。カメラからの画像はルーム・ミラーの代わりに配置されたディスプレイ内に統合。ミラーの角度調整にあたるカメラやディスプレイのプリセット作業も不要としている。
モーターサイクルにレーザーヘッドライトを搭載した「K1600 GTL」コンセプトモデルも登場。ハイビーム照射距離は600mと非常に明るい。同モデルはヘッドアップ・ディスプレイ・ヘルメットで交通情報や車両情報を直接ライダーの視野内に投影するシステムも搭載している。