日本製粉は5日、家庭用小麦粉の製品値下げを発表した。2月1日出荷分から、約2%を値下げする。

政府売り渡し価格の引き下げに伴う

このたびの価格改定は、2015年10月の輸入小麦の政府売り渡し価格の引き下げに伴うもの。

2015年9月8日付けの農林水産省の発表によると、2015年3月第1週~9月第1週の輸入小麦の平均買い付け価格は、為替が円安基調となった一方で、小麦の国際相場が、潤沢な世界在庫量見込みを背景に軟調に推移したこと等から、前期に比べ下落。

結果、2015年10月~2016年3月の輸入小麦の政府売り渡し価格は5銘柄平均(税込み価格)で5万6,640円/トンに決定。2015年4月期の6万70円から5.7%の引き下げとなった。

2015年10月~2016年3月の輸入小麦の政府売渡価格が引き下げ(農林水産省HPより)

日本製粉が今回値下げの対象とするのは、家庭用小麦粉(強力粉)。2月1日以降出荷分が対象となり、値下げ率は約2%を予定している。